コラム
バランスのとれた美しい口元
みなさんこんにちは。石井です。
GWの長期休暇を満喫された方も多いのではないでしょうか。疲れがどっと出て体調を崩されたりはしていませんか?
僕はGW中のお休みに先日行ってきたアメリカ矯正歯科学会の荷物の片づけをしました。スーツケースを収納するのに案外困るんですよね・・・ 場所を取って仕方がありません。
そんなボヤキはさておき、アメリカから帰国する前には、できるだけ米ドル、特にコインは使い切ろうと現金で買い物をしたのですが、最後に15セントだけ残ってしまいました。
小さい10セントコインにはフランクリン・ルーズベルトが描かれており、銅色の1セントコインにはエイブラハム・リンカーンが描かれています。
以前のブログにも投稿しましたが、外国のコインには横顔が多く描かれています。
日本人はあまり横顔の美しさを意識しませんが、口元の美しさは横顔のバランスで決まると言っても過言ではありません。
鼻の高い欧米人と比べて、鼻の低いアジア人は、骨格的に口元が突出した印象になりやすいことが多く、欧米人から見てアジア人はいわゆる出っ歯のイメージが強いのかもしれません。
バランスの良い口元は、ただ単に見た目の問題というわけでなく、口が閉じやすく鼻呼吸がしやすくなる等、機能的にも有利なことがたくさんあります。
形態と機能は表裏一体ということですね。
矯正治療では歯を並べるだけでなく、口元のバランスを考えながら治療方針を決めていきます。歯並びを治すだけでなく、口元のバランスも治していくのが矯正治療なんです。
それにしても、ルーズベルトもリンカーンもアジア人には見られない口元をしていますね・・・