コラム
救命講習会
みなさんこんにちは。石井です。
昨晩は垂水区歯科医師会の例会で、救命救急士の方による救命講習会がありました。
これまでにも何度も救急蘇生の実習や講義には参加していますが、いざという時のために何度でも繰り返し参加することが大切です。
コロナ禍ということもあり、実習用のマネキンは使わずに、各自が実習用のシートを使って心臓マッサージの実習をしました。
なかなか良くできた実習機材です!
数名の先生方が代表してAEDの実習もしました。
心臓マッサージもAEDの装着も、やり方は分かっていても、いざという時に躊躇せずにできるかが一番の問題です。
知っていることと、実践できることは全く違います。
僕もいざという時に行動できる心構えが必要だと思っています。
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イギリスに留学中だったので、もう20年以上前のことです。
目の前で緊急処置が必要になった人と遭遇しました。
心肺停止ではないのですが、ロンドンのレストランで食事中に目の前の女性が喉にモノを詰まらせて、本当に息ができない状態になりました。
周りのお客さんも騒然となりました。
僕は気道異物の応急処置として、ハイムリッヒ法や背部殴打法の知識はありましたが、異国の地であることもあり、咄嗟に行動に移すことはできませんでした。
他のお客さんが応急処置をしたことで、幸い気道異物が除去され、大事には至りませんでしたが、行動に移せなかった自分が情けなく思いました。
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知っていることと、実践できることは全く違います。
そんなことを改めて認識した講習会でした。