歯とお口の豆知識

乳幼児の歯磨き ケガに気を付けて!

みなさんこんにちは。石井です。

急に肌寒さを感じるようになったかと思えば、もう11月ですね。日が暮れるのも早くなってきましたし、そろそろ冬支度ですね。

先日の日本小児歯科学会近畿地方会大会でも、啓発周知の必要性が取り上げられていたのですが、乳幼児の歯磨き中の歯ブラシによるケガ(事故)が、かなりの頻度で発生している現実があります。皆さんはご存知ですか?

歯ブラシをくわえたまま転倒するなどして、歯ブラシで口の中や喉をケガする事故が数多く報告されており、中には非常に重篤なケガも含まれています。

消費者庁のHPにも注意を呼びかけるPDFが公開されており、乳幼児のいらっしゃるご家庭は一度目を通されると良いと思います。

 

実際に歯磨きを始めるのは、上の前歯が4本程度生えそろった頃からです。

それまではガーゼで歯をぬぐったり、歯ブラシを歯に当てて歯ブラシの練習をする時期になります。

 

乳幼児の歯磨きをするときは、必ず歯ブラシは保護者が持って磨きます。仮に本人に持たせることがあれば絶対に目を離してはいけません。くわえて転倒すると大ケガにつながります。

3歳ぐらいまでは歯磨きを嫌がる子どもさんが多いと思いますが、虫歯を予防する上でも歯磨きは欠かせません。ケガに気を付けて、しっかり磨いてあげましょう。

お子さんが小さいうちは何かと心配なことも多いと思います。歯磨きの仕方や歯ブラシの選び方など、困ったことがあればお気軽にご相談下さい。くれぐれもケガには注意ですよ!