歯とお口の豆知識
レントゲンの必要性
みなさんこんにちは。石井です。
朝晩は随分涼しくなって秋を感じる毎日になりましたね。急に涼しくなって体調を崩されたりしていませんか?
矯正歯科と小児歯科を専門とする当院では、生え変わりの時期に永久歯の異常がないかをチェックして、問題があれば早期に改善する手段を考えていきます。
そんなときに必要不可欠なものがレントゲンです。
不必要なレントゲン検査を行うことは放射線防護の点からも問題ですが、生え変わりの時期に永久歯の状態を把握するためにはレントゲン診査は欠かせません。
お口の中を見ても全く異常に気付かない患者様ですが、上のレントゲン画像を見て、何かおかしな点に気付きますか?
レントゲン画像に印をつけると分かるでしょうか?
この患者様は、右上(画像の左側)の前から5番の小臼歯が生まれつきありません。また、右上(画像の左側)の前から3番目の犬歯が生えずに埋まったままになってしまうかもしれません。反対側の左上(画像の右側)の犬歯に比べて、明らかに高い位置に止まっています。
このような異常はお口の中を見ても全く分かりません。もちろん学校検診で異常が分かるはずなどありません。
適切な時期に適切なレントゲン検査を行って、永久歯に異常がないか確認しておくことが大切ですね。