診療室
ハンドピースの滅菌
みなさんこんにちは。石井です。
僕たち歯科医師の商売道具の代表と言えば、歯科用ハンドピースです。簡単に言えば、虫歯を削ったり、歯をクリーニングしたりするときに使う機械で、多くの皆さんが“ドリル”と認識している機械です。
このハンドピースなのですが、2年ほど前に歯科医院では滅菌が適切にされていないと報道され、大きな社会問題になりました。「読売新聞」「歯科用ハンドピース」「滅菌」と検索すると、色々ヒットすると思います。
当時、僕が勤務していた歯科医院でも、もちろん患者様ごとに滅菌したハンドピースに交換していましたが、当時も今現在も、アルコールで消毒するだけで使い回しをしている歯科医院が多いことも事実だと思います。
もちろん当院でも患者様ごとに滅菌したハンドピースに交換しています。それも、DACユニバーサルという全自動で滅菌から注油メインテナンスまでしてくれるハンドピース専用の滅菌機器を使用しています。
診療を裏側から支えてくれる機器なので、みなさんが目にすることはありませんが、本当に優れものです。
当院では当たり前のように滅菌したハンドピースを患者様ごとに使っていますが、こんなことを声高に言わないといけない歯科界ってどうなのかなと思います。
先日のブログで書いたラバーダムもそうですが、当たり前のことを当たり前にすることが良い診療に結びつくと思っています。そういうところにはこだわっていきたいですね!