歯とお口の豆知識
お口の機能と歯並び
みなさんこんにちは。石井です。
先週の土曜日に、歯科検診に続いてお隣のドレミキッズ保育園にお邪魔して、保護者の方向けにプチ講演会をしてきました。お昼休みの時間を使って行ったので、慌ただしく少し駆け足の講演になってしまったかもしれません。
“なぜ歯並びは悪くなるの? 離乳食から始まる機能と形態のお話”というタイトルでお話しをさせて頂きました。
タイトルスライドと講演の最中に使ったスライドを貼り付けてみました。
歯並びが悪くなる原因は様々で、生まれつきの要因(遺伝的な骨格のバランスや歯の大きさ等)と、育っていく環境による要因(虫歯やケガによる乳歯の早期脱落や指吸い等の悪い癖等)が複合的に関与して、歯並びは形成されます。
生まれつきの要因(先天的な要因)は変えることはできないので、できるだけ良い歯並びを獲得しようとするのであれば、育っていく環境(後天的な要因)の中で、できるだけ歯並びが悪くならないようにしていくことが大切です。
そんな後天的な要因の中でも、正しいお口の機能(正しい舌と唇の機能)が身についていないことが原因で、歯並びが悪くなっていると思われる子どもたちをたくさん目にするので、今回はそんなお口の機能と歯並びの関係をお話しさせて頂きました。
以前のブログでも書きましたが、舌の癖(舌癖)や口呼吸は歯並びを悪くする大きな原因です。正しい舌や唇の機能を学習するのは離乳期なので、そのときに上手に機能獲得できないと、悪い習慣や機能が定常化してしまって、歯並びにも影響してきます。
離乳期に舌と唇の使い方を学習することはとても大切です。離乳食の与え方や食形態にも気を配ると良いですね。
少し難しい話しになってしまったかもしれませんが、少しでも知識として頭に残ってもらえれば嬉しいですね。そんな機会を与えて下さったドレミキッズ保育園の皆さまに感謝です。