小児歯科
「子ども」は「小さな大人」ではありません。小児期は心身ともに大きく成長し、将来の礎を作る大切な時期です。子どもの心理に配慮し、適切な時期に適切な治療を行うことが、将来の健やかな歯と口の健康を保つ上で非常に重要です。
● どうして虫歯ができるの?
子育て中のお母様やお父様の中には、毎日しっかり歯磨きをしているのに、お子様に虫歯ができてしまったとショックを受けられる方も少なくありません。実は、お子様の年齢によって効果的な予防方法は異なるので、いくら歯磨きを頑張っていても、お子様の年齢によっては効果的に虫歯が予防できないのです。また年齢によって虫歯のできやすい部位も異なるので、磨き方も年齢に合わせる必要があります。
正しい生活習慣と歯磨きの習慣を小さいうち(0歳や1歳のころ)から確立しておくと、虫歯のできにくい子どもに育っていきます。
● 子どもは歯医者を嫌がりませんか?
私たち小児歯科専門医は、子どもの心理に配慮して快く治療を受けてもらうことを目指しています。そのため治療に先立ち、TSD法(Tell Show Do法)に代表されるトレーニングを実施します。
4歳以上の多くの子どもたちは上手に治療を受けることができます。年齢の低い子どもたちや恐怖心の強い子どもは、できるだけ虫歯の進行抑制に努め、治療の機会を探っていきます。やむを得ない場合を除いて抑制下での治療は行いません。
● 小児歯科の治療
小児歯科医の役割は、今ある問題(痛みがあるとか、虫歯ができた等)に上手に対処するだけでなく、今後起こりうる問題を的確に診断し、長期的な視野に立った治療計画を考えることにあります。お子さまの歯やお口のことでお困りのことがございましたら、小児歯科医にお任せ下さい。