低ホスファターゼ症

みなさんこんにちは。石井です。

令和に入り、長いGWを過ごされた方も多かったのではないでしょうか。すっかりブログの更新が疎かになってしまいました(汗)

今朝の神戸新聞HPを見ていたら、こんな記事が出ていました。

神戸新聞NEXT

乳歯の早期脱落を診査

神戸市、乳幼児の難病早期発見へ

 

 

低ホスファターゼ症。皆さんはあまり聞いたことのない病気ではないでしょうか。しかし、乳歯が早期に抜け落ちることで発見されることがあるので、小児歯科の領域では最近よく耳にする病気なんです。

僕自身は、これまで数え切れないほどの子どもたちを診察してきましたが、低ホスファターゼ症の患者さんは、県立こども病院に勤務していた時に1人だけ遭遇しました。すでに確定診断がなされており、早期に乳歯が脱落していたので、その後のフォローアップを目的に受診されました。

それほど頻度の高い病気ではありませんが、歯科で発見されることもある難病の一つですね。

なぜ、ここにきて急に脚光を浴びているかと言うと、2015年に低ホスファターゼ症の治療薬が発売されたからなんだと思います。それまでは根本的な治療法がなく、早期に発見されても治療法が確立していませんでした。

現在は、低ホスファターゼ症治療薬による酵素補充療法を行われており、早期発見、早期治療が重要になっています。

その早期発見の機会として、幼児歯科健康診査(1歳6か月、3歳)が用いられることになりました。

低ホスファターゼ症だけでなく、お口の中には様々な全身疾患の異常が現れることもあるので、虫歯予防だけでなく、気になることがあれば歯科医院を受診されることをお勧めしたいですね。

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